自然を意識した生活【春分】

暦・東洋思想・ゆる薬膳

こんにちは
満ちたりすと♡Chiokoです。

今日は二十四節気の春分ですね。

日天の中を行て昼夜等分の時也

暦便覧より


昼と夜の長さがほぼ同じになり、陰陽のバランスも等しくなる日です。ここからは夏至に向けて昼の時間が長くなり、陽のエネルギーが徐々に増していきます。

暦の上では立春から春がスタートしているのですが、桜の便りも聞こえ始めるここからが春本番!という感じで、気持ちもウキウキとアップしてきますよね♪

日本では「春分の日」が国民の祝日になっていますが、何の日か知ってますか?ここから春になるのね、という感覚はあると思いますが(笑)

春分の日って?

国民の祝日になる前は、「春季皇霊祭」という皇室の先祖の霊を祀る祭日だったそうです。そして、「自然をたたえ、生物を慈しむ日」という意味付けがされています。←私も初めて知りました(^^;)

寒い冬を乗り超え、春の訪れを肌で感じて木々も芽吹いてくると、意味など知らなくても自然に対して感謝する気持ちも生まれてきますよね♪

その年によって日付が変わるのは、1年はぴったり365日ではなく、365日と6時間ほどなので、太陽が春分点を通過する「春分日」がズレるから。それを決めているのは国立天文台という機関です。

今朝の宮古島の太陽です。春というより夏日になりましたが

お彼岸とは?

春分(秋分)をお中日として、その前後3日を合わせた7日間がお彼岸です。お彼岸=お墓参りという感覚ですが、そもそもお彼岸って?について書いてみますね。

「彼岸」という言葉は、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳「到彼岸」に由来していて、煩悩を脱した悟りの境地(=仏さまが住んでいるあちら側の世界)のことを指します。ちなみに私たちの住むこちら側は「此岸(しがん)」。

太陽が真東から昇り真西に沈むこの時期は、彼岸と此岸が交流しやすいという思想から、お墓参りをする風習が生まれました。彼岸という言葉が仏教用語に由来しているものの、これは他の仏教国にはない、日本独特の文化だそうです。

日本では、仏教が伝わる以前から、ご先祖さまや自然を崇拝する風習があったからだと考えられます。


何かと忙しい現世ではありますが、せめてこの期間はお彼岸の意味を意識し、自然やご先祖様に感謝の気持ちをいつも以上に持ってみませんか?私たちを悩ます様々な煩悩から離れて(^^;)、心穏やかな日を過ごしたいものです。

ちょうど自然界の陰陽のバランスが整う期間でもあるので、そのエネルギーに身を委ねてみましょう♪

今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^

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